一昨日、渋谷駅前のタワーオフィスビルに事務所を移転されたお客様を訪問した後、本来なら神戸へ戻る予定だったのですが、ただ新幹線代を払って帰るだけなのがもったいなくなり沖縄へやってきました。
新幹線だと東京→神戸18000円が、飛行機で東京→沖縄&沖縄→神戸両方合わせても18000円・・・単純に同じなら寄ってか~えろっ!となったわけです。
昨日着いた途端に米軍ヘリ不時着の洗礼を受けましたが、今朝は早くからアラハビーチで騒ぐ水着の人々を横目に見ながらノートパソコンに向かって気持ちよく仕事をしておりました。同じ作業でも環境が変わるだけで気分が全く違うのは面白いものですね。例えば全く同じフレンチのコース料理でも銀座の裏通りで食べるのと六甲の山奥で食べるのではきっと味わいも変わります。エリテやミュシャなど高くて自分では買えないけど、壁に飾られた好きな画家の絵を見ながら食べるフォアグラも格別だし、壁一面の硝子窓の向こうに広がるライトアップされた自然の竹藪や紅葉を眺めながらのジビエも最高です。流行っているお店はお客様も自分自身もよく見ていますよね。
そこにある時間、そこにある物・・・与えられた環境を如何に生かしていくかは、生活する上でも仕事の上でもとても大切ですね。同じように環境を変えるとどうなるか考えてみる手間と時間も惜しまないことです。能率的な行動と合理的な行動は全く違います。手間と時間をかけて深く考えなければ理にかなった行動なんてできるわけがありません。辞書は社会の鏡なので仕方ないかも知れませんが、合理的と能率的を混同しているのをよく見かけます。最近は人も辞書も少し手を抜き過ぎな気がします。